赤緑ヴァラクートについての考察 その1
2010年3月28日 TCG全般 コメント (3)赤緑ヴァラクートについて、こういった記事をあまり見たことがないので、自分の中の考えをまとめるために書いてみることに。
自分の考えを文章にして書き出すことで、プレイングなどで見落としを見つけることが目的。
1.赤緑ヴァラクートはどんなデッキか
赤緑ヴァラクートは海外ではValakut Rampと表されているとおり、ビッグマナ(マナランプ)系のデッキと言えます。
元々のビッグマナがビートダウンとコントロールの両方の要素を持っているのに加えて、さらに《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》からの土地サーチよって一気に相手にダメージを与えるというコンボの要素も合わせ持っており、複数の勝ちパターンのあるデッキになっています。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》によるコンボの最速は4ターンキルで、《ゼンディカーの報復者》のトークンによるビートダウンも含め、5~6ターンで勝負を決めるのはそんなに難しくなく、速攻と中速の間くらいの速さのデッキといえます。
後半《山》や土地サーチを引いても《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》があれば無駄カードにならないため、その部分が実質的なアドバンテージとなり、マナフラッドがほとんど無いので安定して回ります。
そのためスピードがそこそこ速いデッキの割には長期戦で有利に戦え、コントロールのような遅いデッキや、白単やナヤなどの手札破壊の無い中速のビートに対しては有利に戦えます。
赤緑ヴァラクートの初手は、デッキに大量に入っている土地と土地サーチがあればOKなので、非常にマリガン回数が少ないデッキになっています。
そのほかの赤緑ヴァラクートの持つ利点としては、
ビート、コンボ、コントロールすべての要素を持ち、相手のサイドボーディングやプレイングが難しい。
メタTOPのジャンドにも五分。
デッキパーツの値段が比較的安い。
回すのが楽しい。一人回しも楽しい。
など。
最後思いっきり主観ですが、このデッキ一人回し楽しいって話けっこう聞くんですね。
赤単やボロス上陸などの速攻デッキに弱いという欠点もあります。
中盤以降、クリーチャーはトークンで止めたり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》で焼いたり出来るので、火力の入っていない速攻デッキにはそこまで不利になりませんが、自分よりも早く動かれて火力でトドメを刺してくるデッキは苦手ですね。
2.赤緑ヴァラクートのプレイング
基本のデッキの動きとしては、序盤は《不屈の自然》《探検》《ムル・ダヤの巫女》等でマナを伸ばし《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を出しての《砕土》《カルニの心臓の探検》で一気にダメージを与えるコンボパターンと、
とにかく序盤から土地を伸ばして《ゼンディカーの報復者》を出来るだけ早く出し、さらに上陸を繰り返して育てたトークンで相手を押しつぶすというパターンがあります。
コンボパターンの場合は《山》が4枚の状態から、《砕土》か《カルニの心臓の探検》で同時に5、6枚目の《山》を戦場に出して《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を誘発させる動きが重要になります。
この動きが出来ないと5枚目の《山》を《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》からダメージを与えられない状態で戦場に出すことになってしまうからです。
基本的にはコンボと報復者の両方を目指していくわけですが、問題になるのは2枚目の《森》をおくタイミング。
コンボの場合はとにかく4枚目の《山》を置くのが重要で、これを置かないことにはコンボをスタート出来ません。つまりは4枚目の《山》をおく前に《森》を置いてしまうと、その分だけコンボのスタートが遅れてしまうことになるのです。
しかし《ゼンディカーの報復者》を出すには《森》が2枚必要ですし、2枚目の《森》を早めに出して1ターンに複数の土地サーチ呪文を唱えたほうが、戦場に早く《ゼンディカーの報復者》を出せます。
これは手札と相談しつつ、相手のデッキにどちらのパターンが有効なのかも考えながらタイミングを探っていくことになります。
自分は《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》から20点以上のダメージを与えられるようになるよりも、即上陸出来るタイミングで《ゼンディカーの報復者》を出せるようになるほうが大抵は早く楽なこと、1ターンに緑の呪文を複数回唱えることでコンボがスムーズにスタート出来る場合もあるという理由で、3~4ターン目に《森》を出すことが多くなっています。
早めに2枚目の《森》を持ってきたためにために、コンボでトドメを刺すことが遅れてしまったことも何度かはありますが。
コンボパーツをそろえられる確率を常に計算できればいいんですが、流石にそれは不可能なので一人回しを含めたテストプレイを繰り返して、感覚を磨いていくしか無いのかもしれません。
今日はここまで。
次回その2はデッキに入っているカードごとの考察を明日にでも。
その3が最後で対戦デッキ別のプレイング、サイドボーディングを予定しています。
自分の考えを文章にして書き出すことで、プレイングなどで見落としを見つけることが目的。
1.赤緑ヴァラクートはどんなデッキか
赤緑ヴァラクートは海外ではValakut Rampと表されているとおり、ビッグマナ(マナランプ)系のデッキと言えます。
元々のビッグマナがビートダウンとコントロールの両方の要素を持っているのに加えて、さらに《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》からの土地サーチよって一気に相手にダメージを与えるというコンボの要素も合わせ持っており、複数の勝ちパターンのあるデッキになっています。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》によるコンボの最速は4ターンキルで、《ゼンディカーの報復者》のトークンによるビートダウンも含め、5~6ターンで勝負を決めるのはそんなに難しくなく、速攻と中速の間くらいの速さのデッキといえます。
後半《山》や土地サーチを引いても《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》があれば無駄カードにならないため、その部分が実質的なアドバンテージとなり、マナフラッドがほとんど無いので安定して回ります。
そのためスピードがそこそこ速いデッキの割には長期戦で有利に戦え、コントロールのような遅いデッキや、白単やナヤなどの手札破壊の無い中速のビートに対しては有利に戦えます。
赤緑ヴァラクートの初手は、デッキに大量に入っている土地と土地サーチがあればOKなので、非常にマリガン回数が少ないデッキになっています。
そのほかの赤緑ヴァラクートの持つ利点としては、
ビート、コンボ、コントロールすべての要素を持ち、相手のサイドボーディングやプレイングが難しい。
メタTOPのジャンドにも五分。
デッキパーツの値段が比較的安い。
回すのが楽しい。一人回しも楽しい。
など。
最後思いっきり主観ですが、このデッキ一人回し楽しいって話けっこう聞くんですね。
赤単やボロス上陸などの速攻デッキに弱いという欠点もあります。
中盤以降、クリーチャーはトークンで止めたり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》で焼いたり出来るので、火力の入っていない速攻デッキにはそこまで不利になりませんが、自分よりも早く動かれて火力でトドメを刺してくるデッキは苦手ですね。
2.赤緑ヴァラクートのプレイング
基本のデッキの動きとしては、序盤は《不屈の自然》《探検》《ムル・ダヤの巫女》等でマナを伸ばし《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を出しての《砕土》《カルニの心臓の探検》で一気にダメージを与えるコンボパターンと、
とにかく序盤から土地を伸ばして《ゼンディカーの報復者》を出来るだけ早く出し、さらに上陸を繰り返して育てたトークンで相手を押しつぶすというパターンがあります。
コンボパターンの場合は《山》が4枚の状態から、《砕土》か《カルニの心臓の探検》で同時に5、6枚目の《山》を戦場に出して《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を誘発させる動きが重要になります。
この動きが出来ないと5枚目の《山》を《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》からダメージを与えられない状態で戦場に出すことになってしまうからです。
基本的にはコンボと報復者の両方を目指していくわけですが、問題になるのは2枚目の《森》をおくタイミング。
コンボの場合はとにかく4枚目の《山》を置くのが重要で、これを置かないことにはコンボをスタート出来ません。つまりは4枚目の《山》をおく前に《森》を置いてしまうと、その分だけコンボのスタートが遅れてしまうことになるのです。
しかし《ゼンディカーの報復者》を出すには《森》が2枚必要ですし、2枚目の《森》を早めに出して1ターンに複数の土地サーチ呪文を唱えたほうが、戦場に早く《ゼンディカーの報復者》を出せます。
これは手札と相談しつつ、相手のデッキにどちらのパターンが有効なのかも考えながらタイミングを探っていくことになります。
自分は《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》から20点以上のダメージを与えられるようになるよりも、即上陸出来るタイミングで《ゼンディカーの報復者》を出せるようになるほうが大抵は早く楽なこと、1ターンに緑の呪文を複数回唱えることでコンボがスムーズにスタート出来る場合もあるという理由で、3~4ターン目に《森》を出すことが多くなっています。
早めに2枚目の《森》を持ってきたためにために、コンボでトドメを刺すことが遅れてしまったことも何度かはありますが。
コンボパーツをそろえられる確率を常に計算できればいいんですが、流石にそれは不可能なので一人回しを含めたテストプレイを繰り返して、感覚を磨いていくしか無いのかもしれません。
今日はここまで。
次回その2はデッキに入っているカードごとの考察を明日にでも。
その3が最後で対戦デッキ別のプレイング、サイドボーディングを予定しています。
コメント
リンクさせていただきました。次回以降の記事も楽しみにしています。
リンクありがとうございます。
ほぼ自分用なんで、あんまし他人が読むことを考慮していない駄文で申し訳ない。
>ロノムJr.君
難しいちゅーか、自分のプレイングが正解なのかの自信がない。
もっと使用者やレポとかが増えてくれればなー